首・肩
首・肩

首や肩の痛みは、肩こりのような身近な不調から、首の神経の圧迫、肩関節の炎症や損傷まで、幅広い原因で起こります。「腕や手がしびれる」「肩が上がらない」「夜に肩が痛む」など、症状の出方によって考えられる疾患が違います。
羽曳野市白鳥・古市駅徒歩5分の当院では、ペインクリニック専門医が診察し、痛みの原因に応じて、内服薬の調整、神経ブロック・ブロック注射、関節内注射、物理療法、運動器リハビリテーションを組み合わせます。神経症状や肩の動き、生活上の困りごとを確認し、日常生活への支障を軽くすることを目指します。
頸椎椎間板ヘルニアは、首の椎間板の一部が突出し、神経を圧迫することで、首の痛みや腕の痛み、しびれを起こす疾患です。肩甲骨まわり、肩、腕、手指に症状が広がることがあり、「肩や腕の痛みだと思っていたら、原因は首だった」ということもあります。
神経の痛みが疑われる場合には、内服薬の調整や神経ブロック・ブロック注射を行います。注射では、超音波またはレントゲンで位置を確認し、痛みの原因に近い部位へ薬を届けます。麻痺の進行や歩行障害が疑われる場合には、基幹病院などへ紹介します。
頸椎症は、加齢や長年の負担で首の骨や椎間板、靱帯に変化が起こり、首の痛みやこり、腕のしびれなどを生じる疾患です。腕に向かう神経の根本が圧迫・刺激される状態を頸椎症性神経根症といいます。首を反らす、横を向くなどの動作で腕に症状が響く場合があります。
痛みやしびれの部位、首の動き、神経症状を確認し、薬、神経ブロック・ブロック注射、物理療法を組み合わせます。痛みが落ち着けば、リハビリテーションで首や肩甲骨まわりの動きや姿勢を整えます。
頸椎症性脊髄症は、首の骨や椎間板、靱帯の変化で脊髄そのものが圧迫される疾患です。頸部脊柱管狭窄症などが背景になることもあります。首肩の痛みだけでなく、手足の動きに影響が出る点に注意が必要です。
脊髄の圧迫や麻痺・歩行障害が疑われる場合には、MRIなどの精密検査や手術対応が可能な基幹病院へ紹介します。痛みが主な症状で保存的に対応できる場合には、症状に応じて内服薬や物理療法などを行います。
頸椎椎間関節症は、首の骨と骨をつなぐ関節に負担や炎症が起こり、痛みを生じる疾患です。いわゆる寝違えのような症状も、椎間関節や周囲の筋肉への負担が関係していることがあります。
神経症状の有無を確認し、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症との違いを見ながら治療します。首の関節由来の痛みが疑われる場合には、椎間関節周囲へのブロック注射などを行います。
胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が、鎖骨周囲や胸郭出口と呼ばれる部分で圧迫され、肩や腕の痛み、しびれ、だるさを起こす疾患です。つり革、洗濯物干し、ドライヤーなどで症状が強くなることがあります。
頸椎疾患や肩関節疾患との区別が重要です。姿勢や肩甲骨、胸郭まわりの動きが関係することも多いため、薬やブロック注射だけでなく、リハビリテーションで負担のかかりにくい身体の使い方を整えます。
※首・肩・腕にかけて症状が続く状態
頸肩腕症候群は、はっきりした一つの病名ではなく、首、肩、腕、手にかけて痛みやしびれ、だるさが続く状態をまとめて表す言葉です。長時間のパソコン作業、スマートフォンの使用、同じ姿勢などが背景になることがあります。
まず頸椎疾患や肩関節疾患が隠れていないかを確認し、痛みの部位や生活背景に応じて、薬、物理療法、ブロック注射、リハビリテーションを組み合わせます。
肩関節周囲炎は、肩関節の周囲に炎症が起こり、痛みと動かしにくさを生じる疾患です。いわゆる四十肩・五十肩にあたり、肩の動きが強く制限された状態は凍結肩と呼ばれることもあります。痛みの強い時期と、硬さが目立つ時期で治療の重点が変わります。
痛みの強い時期には、関節内注射や内服薬、物理療法などで炎症を抑えます。時期を見ながらリハビリテーションを行い、無理なく可動域の改善を図ります。
腱板は、肩関節を安定させる筋肉と腱の集まりです。腱板損傷は、加齢による変性、スポーツ、重い物を持つ動作などをきっかけに腱板が傷ついた状態です。腱板炎は、腱板に炎症が起こり、肩の痛みを生じる状態です。
肩関節周囲炎と似ますが、脱力感や特定の角度での痛みが目立つことがあります。肩の動きや筋力を確認し、注射、内服薬、物理療法、リハビリテーションを組み合わせます。大きな断裂や手術が必要な可能性がある場合には、基幹病院などへ紹介します。
石灰沈着性腱板炎は、肩の腱板に石灰がたまり、炎症を起こすことで強い肩の痛みを生じる疾患です。突然、肩に激しい痛みが出て、腕を動かせなくなることがあります。夜に眠れないほど痛む方もいます。
レントゲンなどで石灰の有無を確認し、痛みが強い時期には注射や内服薬などで炎症と痛みの軽減を図ります。痛みが落ち着けば、リハビリテーションで肩の動きの改善を図ります。
肩峰下インピンジメント症候群は、肩を上げる動作で腱板や滑液包が肩峰の下でこすれ、痛みを生じる状態です。肩峰下滑液包炎は、肩峰の下にある滑液包に炎症が起こった状態です。腱板炎や腱板損傷、石灰沈着性腱板炎と関連してみられることがあります。
肩の動きや痛みの出る角度を確認し、関連する疾患も考えながら治療します。炎症が強い場合には注射や内服薬で痛みを抑え、リハビリテーションで肩の動きを整えます。
肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉の緊張や血流低下、姿勢の負担などによって起こる身近な症状です。医学的には、筋肉や筋膜に痛みの原因がある筋筋膜性疼痛として扱うことがあります。頭痛や眼精疲労を伴うこともあります。
肩こりを単なる疲れとして片づけず、首の神経症状や肩関節疾患が隠れていないかを確認します。筋肉の緊張が中心の場合には、物理療法やリハビリテーションで姿勢や身体の使い方を整え、必要に応じて薬やブロック注射も組み合わせます。
首・肩の痛みが長引く、腕や手のしびれを伴う、肩が上がらない、夜間痛で眠れない場合は、受診をおすすめします。とくに、手足の力が入りにくい、歩きにくい、細かい作業が急にしづらくなった場合は、早めの受診が必要です。
羽曳野市白鳥・古市駅徒歩5分の当院では、首・肩の痛みに対して、ペインクリニック専門医による神経ブロック・ブロック注射、内服薬調整、物理療法、運動器リハビリテーションを組み合わせて診療します。首や肩の痛みでお悩みの方は、ご相談ください。
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